富士川崎協同組合様「生成AI活用セミナー」開催報告

最新生成AI活用術 〜AIを“自分事化”するクリエイティブな使い方〜

2026年3月3日、富士川崎協同組合様にて、現場の業務に直結する生成AIの活用方法を学ぶセミナーを開催いたしました 。今回のテーマは、AIを単なる「効率化ツール」として捉えるのではなく、一歩進んで「クリエイティブなパートナー」として自分事化することです

■ セミナーの狙い:AIに対する心理的ハードルを下げる

本セミナーのゴールは、難しいIT知識を詰め込むことではありません 。「自分の仕事に使える!」という実感を持ち帰っていただくことです 。AIは魔法ではなく、使い方次第で価値が出る「道具」であることを前提に、現場の仕事が楽になる“しくみ化”を提案しました

■ 現場の課題にフィットする「実演重視」のプログラム

講義では、言葉の説明にとどまらず、多種多様な業務シーンを想定したデモ実演を数多く取り入れました

  • 製造現場での活用(Gコード生成):図面をAIに読み込ませ、DMG森精機の「CMX-800V」で動作するアルミ板加工用のGコードを数秒で生成する様子を実演しました 。
  • 事務・データ整理の自動化:スプレッドシートと連携し、大量の顧客フィードバックを「肯定的・否定的・要望」などに自動分類し、分析結果をリスト化する手法を紹介しました 。
  • 営業・提案力の視覚化:殺風景なオフィス写真に最新機器やインテリアを配置した理想のイメージを即座に生成し、「見て判断できる」提案で意思決定を加速させる方法を提示しました 。
  • 最新動画生成AI「Veo」の体験:数行のテキストから高精細なコンセプト動画を生成し、静止画では伝わらない“空気感”や“信頼”を表現するデモを行いました 。

■ 活発な質疑応答:自社の課題解決に向けた具体的な議論

講義後には、各社の実務に踏み込んだ非常に活発な質疑応答が行われました。特に、自社の課題をAIでどう解決するかという観点から、以下のような具体的な論点が挙がりました。

  • 機密情報の保護:データが学習に使われないための「学習オフ」設定の実演に対し、社内ルールの明文化や安全な運用方法について深い関心が寄せられました 。
  • 提案業務の精度と責任:画像生成を提案に使う際、どこまでを「正」とするか、感性やニュアンスをどう反映させるかといった実務的な議論が交わされました 。
  • ナレッジの共有:過去の仕様書やマニュアルをNotebookLMで「生き字引」化し、属人化を解消する手法について具体的な質問をいただきました 。
  • 現場主導のアプリ開発:外注を待たずに、現場の不便をbolt.newなどのツールで自ら解決する「現場内製」のスピード感に注目が集まりました 。

■ まとめ:AI活用は「適材適所」の見極めから

生成AIは「24時間働く有能な新人」のような存在です 。 AIが得意な「たたき台作成」や「情報整理」を任せ、人間は「方針決定」や「顧客との関係構築」といった高付加価値な仕事に集中する環境を作ることが重要です

まずは1つの業務で「デモ→小規模導入→ルール化」のサイクルを回し、効果を実感することから始めるよう、明日への一歩を呼びかけました


講師紹介 講師は、株式会社キャリッジリターン代表取締役の福田 信也が務めました 。現場に無理のないAI・DX導入を支援し、「難しいIT」ではなく「現場の仕事が楽になる仕組みづくり」を重視した活動を続けています


さがみはらIT協同組合 今後も地域の中小企業の皆様が、変化する時代に対応し「協働・協栄」していけるよう、最新技術の普及と活用支援を続けてまいります