3/18 HSR社会実装研究会が特養で実証実験を実施

ロボットが高齢者の健康管理!?
3/18 HSR社会実装研究会が特養で実証実験を実施

相模原市では、ロボット技術の開発を通じて、日常生活におけるロボット利活用の促進を目指しています。

平成29年6月より、トヨタ自動車が開発している生活支援ロボット「HSR(Human Support Robot)」の実用化に向けた共同研究が、さがみはらIT協同組合加盟企業を中心とした「さがみはらHSR社会実装研究会」においてスタートし、市内特養施設にご協力をいただきながら、プログラム開発及び実証実験を行っています。

令和元年度は、デイサービス利用者の健康管理を支援するロボットとしてHSRの活用を模索し、同ロボットのソフトウェアを開発しました。

HSR社会実装研究会

■実証実験内容

デイサービス利用者の日常の健康管理にHSRを活用します。

デイサービスでは、利用者のバイタル(脈拍・体温等)を測定した上で、その日の過ごし方(入浴、運動、レクリエーション等)を決定しますが、限られた介護スタッフが対応するため、日々のバイタル測定には相応の負担があります。

そこで、HSRが保有する自律移動・ソフトウェア制御の機能に加えて、サーモカメラ・非接触バイタルセンサを実装することで、介護スタッフのバイタル測定作業の代替を目指しました。
利用者はHSRとコミュニケーションを取るだけで、体温、脈拍等の測定が可能となり、日常生活のちょっとした楽しい変化で、ストレスのないバイタル測定を可能とすることもねらいです。

HSR社会実装研究会

■さがみはらHSR社会実装研究会

「さがみはらIT協同組合」に参加する市内ソフトウェア企業を中心に構成。玉川大学の協力のもと、HSR向けのROSソフトウェア開発や独自アプリケーションのソフトウェア開発に取り組む。

〈実証実験概要〉

【日時】
令和2年3月18日(水)
14:30~16:30

【会場】
SICロボット導入支援センター

【内容】
HSR「非接触バイタル測定アプリケーション」の実証実験および成果報告・意見交換会